A.100万円から1000万円と、幅があり、個々の事件の状況によって異なります。
セクハラについて支払いが命じられた損害賠償額について、いくつかの判例を見てみると、100万円程度のものから1000万円を超えるものまで大きな幅があります。
そして、セクハラの防止に対する意識の高まりに伴って、賠償額は年々高く認められる傾向にあります。
たとえば、大阪府知事が選挙運動中に選挙カー内で女性のスタッフにセクハラをしたことで訴えられた裁判では、元知事に1100万円の賠償額の支払いが命じられました(大阪地裁平11.12.13)。