A.被害状況についてのメモ、日記、第三者の証言、医師の診断書、メールなど、さまざまなものが証拠となります。
セクハラの被害者が、加害者に対して民事上の損害賠償請求を行う訴訟を起こそうと考えているものとしましょう。
この場合には、被害者の側が、加害者からのセクハラを受けたということを裁判で立証しなくてはなりません。
それでは、どのようなものがセクハラの証拠となるのか、例を見ていきましょう。
・加害者の言動について、メモや日記などに詳しく残しておいたもの
・セクハラを受けた場所や時間を特定できるタイムカードやレストランの領収書など
・電話の録音、携帯電話やパソコンのメール
・身体的な暴力を受けた場合には着衣などを事件当時のまま保管したもの
・医師の診断書
・第三者の証言
・第三者に相談した場合には、その第三者の書いた被害状況や相談内容のメモ
などが挙げられます。
セクハラの被害にあった際には、後の立証のことも考慮して、上にあげたような証拠を保存しておくことが大切です。
また、自分や第三者の書いたメモなども重要な証拠になるので、どのような被害を受けたかという意ことを忘れないよう日時も含めて詳しく書きとめておくようにしましょう。