相手にお酒を飲まされて、気づいたらホテルに連れ込まれていたなどという話がけっこう多くあります。相手は合コンで知り合った人だったり、元カレであったり、または会社の上司であったり、就職活動先の人事関係者であったりとさまざまです。(後者は、セクハラですね。)
こうした場合、お酒を飲んだ自分も悪いんだと考えて、泣き寝入りする人が少なくないようです。
しかし、酩酊状態で抵抗できない女性を姦淫するのは、強姦罪にあたらなくても準強姦罪にあたる可能性があります。男性側は女性が抵抗しなかったから合意だと言うかもしれませんが、女性が酩酊状態で抵抗できなかった場合、そういう理屈は通用しません。
逆に言えば、男性が女性を口説く場合、酔わせて口説くというのは、ある程度の信頼関係ができている相手でないと非常に危険ということになります。インターネットの掲示板などを通じて、あるいは合コンを通じて初めて会って、お酒を飲んでその日のうちにホテルに行くような場合、あとから合意でなかったと女性に騒がれたら、男性は微妙な立場になります。なかには、女性が彼氏に浮気がばれて、突如、無理矢理やられたなどと主張しはじめ、彼氏から脅迫される例もあります。
話を女性側にもどしましょう。もし、あなたがこのような被害にあったら、警察に相談して処罰を求めることができます。また民事上、相手に対して慰謝料を請求することもできます。ちなみに加害者だけではなく、会社も使用者として責任がありますから、会社に慰謝料を請求することもできます。
もしこのページを読んでいる人が男性であれば、自分だけで処理せず、弁護士に任せたほうがいいでしょう。