このページは婚約破棄の法律相談でよく聞かれる慰謝料についてまとめています。
★判例を見ますと、３０万円から５００万円まで開きあり、慰謝料の算定は個々の事情によるとしか言いようがない面があります。
★３０万円などのひどく低額な判例みますと、被告の給料が低く支払能力がないというケースです。一方、４００万円、５００万円といった高額なケースでは、女性が結婚のため退職し、かつ、わずか式の１週間前に婚約破棄されたという例や、同和地区に住んでいたことを理由に被告の父親が猛烈に反対し婚約破棄に至ったような特別な事情が考慮されています。
★一般的な婚約破棄の慰謝料相場としては、２００万円、軽度のもので１００万円あたりです。
★結婚を前提として職場を退職してしまった場合や、同棲をしていて引越しをしなければならないようなケースではそれらの損害も考慮されます。
参考文献：『慰謝料算定の実務』千葉県弁護士会遍（出版社：ぎょうせい）