名誉毀損だかといってすべて警察が動いてくれるとは限りませんから、まずは中傷されているホームページや掲示板管理者の連絡先がわからない場合、プロバイダに連絡する必要があります。
このようなことからプロバイダを調べる必要がでてくるわけですが、IPアドレスやドメイン名の登録者などの情報を誰でも参照できる検索サービスがあります。
http://whois.jprs.jp/
http://www.mse.co.jp/ip_domain/
ちなみにドメインとは、たとえば、http://www.○○○co.jpであれば、「○○○co.jp」の部分です。この部分を上記のサイトで入力すると、ホームページや掲示板管理者が利用するプロバイダを特定することができます。
プロバイダをつきとめたら、プロバイダ責任法にもとづいて削除依頼や発信者情報の開示請求をすることで、プロバイダは一定のアクションを起こさざるを得なくなります。
なお、掲示板上で削除依頼をするよう勝手にルールを押し付けてくる運営者が存在しますが、削除依頼をしたことでさらに煽られ、いわゆる炎上になることがあるので、削除掲示板での削除依頼は避けたほうがいいでしょう。そもそも、勝手なローカルルールを設定しておきながら、運営者の情報は一切載せていない掲示板は、一方的でかなり無責任といってもいいでしょう。警戒して対応にあたるべきです。メールで削除依頼を出せる場合は、メールで依頼を出しても効果のある場合もありますが、相手の個人情報がわからないのに、こちらが実名で依頼を出すよう要求しているようなサイトは、これまた警戒すべきでしょう。